梅雨の水たまり

じめっと、浅く。

20210712_集中力の捻り出し方~どれくらいヤバイかっていうとマジヤバイ~

こんにちは。htyです。

突然ですが、集中するのって難しくないですか?そんなことないですか?そうですか。すみません…。や、私全然集中力なくてですね、仕事でもなんでも。すぐ飽きたり気が散ったりしてしまって。
そんなときどう乗り切るか、っていうのを2つのネット記事を読んでいてパヤパヤ考えてました、っていうのが今回のお話です。



ある日、スマホをいじっていて目に留まった1つのネット記事。

 人の集中力は、金魚以下。ビジネスパーソンが「深い集中」にハマる過程をプロが解説
 https://r25.jp/article/953833675443810914

人の集中力の持続力って金魚以下らしいです(人:8秒、金魚:9秒)。金魚の集中力ってどう計測してんだろ…というのはさておき。PCやスマホの普及で(本当?)1つのことに集中する力が落ちてるらしいです。
そういう状況で、なんだかやらされ感のある「集中する」という行動について考えていくよりも、より能動的で「深い集中」状態である「夢中」という状態へどうやって自分を持っていくかを考えた方がいいんでないか?という感じの内容の記事です。(というかそういう本が出るっていうことで、導入部への導入的ないわゆる宣伝の記事です。)

大抵の物事って、始める時と極めようとしてるときは内発的動機から「能動的=夢中」になってるけど、その途中の段階ってどうしても外発的動機(周りの要請に応えたり)のために「受動的=集中」しないといけない部分があって、でもこれからのスタンスとして何事も能動的に取り組むという姿勢が必要になるので、「集中」から受動的な部分を取り除き、能動的に取り組めるような工夫をして、「深い集中=夢中」を取り戻そう!(どう取り戻すかは本を読んでね!)っていうことでした。



まあ、なんでもやり始めってある程度楽しくて、続けていくとだんだん練習とか作業とか、どっかしら面倒な部分にぶち当たちゃって、イヤになっちゃって…、みたいな感じだと思いますが、そこをイヤイヤやらされてる感じじゃない感じで乗り切れたらいいなあって思いますよね。なんだかメンタル的にすごく楽な気がする。

とはいえ、その行為自体が楽しくてしょうがないとかなら別ですけど、イヤイヤな部分ってどうしたら無くせるのかなあ…っていう。
その本読んだらいいのかもしれないけど、そんな集中力があるんだったらそもそも悩んでないんだよなあ…っていう。(やめなさい)



なんてことを思いながらスマホをいじっていると、今度は別の記事が目に留まりました。

 ひろゆきが語る「ムダなのに増えている残念な仕事・ワースト3」
 https://diamond.jp/articles/-/274595

ひろゆきさんはこの記事の中で、残念な仕事の第2位として「毎日コツコツやること」を挙げています。
理由は、毎日取り組んだところで出来上がった部分につい手直ししちゃったりっていうのが毎日続いてすげー余計な時間がかかるし、結局仕事は「もらったその日」と「締切直前」しか力が発揮されないから、というもの。
確かに経験則として納得感がめちゃくちゃある気がする…。性格の問題も大いにある気がしないでもないですが。



っていう2つの記事を見ていて、パヤパヤと考えがつながっていく感じがしてきました。
仕事はもらったその日と締切直前に力が発揮される、つまり集中して取り組めるということだと思うんですけど
 ・仕事をもらったその日のやる気⇒やりたくてやってる⇒内発的動機で能動的って感じがする
 ・締切直前のやる気⇒やらなきゃいけなくてやってる⇒外発的動機で受動的って感じがする
でも、締切直前ってやらされ感ある状態ではあるけれど、結構深い集中というか、体感的には夢中に近い感じがする。時間過ぎるのめっちゃ早いし、でもやりたくてやってるわけじゃないし、要は受動的なのに、なんだろう…。
いや、そっか、「能動的に取り組む」ための内発的動機っていうのは
 ・前向きな動機:「楽しいから/好きだからやりたい」みたいな
 ・後ろ向きな動機:「やらないとヤベーからやりたい!!!」みたいな
って感じで2種類あるのかも。締切直前のやる気もそういう意味では内発的動機で能動的なのかも。

とすると、前向きな動機を期待できない(楽しいわけでも好きなわけでもない)けど集中しないといけない、けどなかなか出来ない、っていうときに必要なのは…

 「ヤバさを認識すること」なのかな?



メンタル削れるなあ…w



まあでも確かに、周囲に強要されてではなく、自分が集中を必要としているわけだから能動的ですよね…。やらないと自分がヤバイわけだし。イヤイヤとか言ってる場合じゃないし。
逆に、実は別にそんなにヤバイ状況じゃないのにある種の義務感として「やってるんだから集中しなきゃ」「仕事だから/勉強だから/練習だから集中しなきゃ」って思っている、または漠然とヤバイような感じがしてるから「とりあえず集中しなきゃ」って思ってるみたいなのは、受動的な集中っていうのが理解できる気がします。そしてそれをやれって言われても苦手だったり、出来なかったり難しく感じてもおかしくない気がします。

自分がそんなにやりたくないことについて夢中=深い集中=能動的な集中を得るためには、集中しないとヤバイ状況に自分を置くといいのでは?っていう風に考えるとして、実際やってくことっていうと、例えばこんな感じなんですかね。

 ①自分や仕事/対象の状況を把握する=いま本当に集中しないとヤバイのかを知る
 ②自分のゴールを把握する=いつまでにどうなってないとヤバイのかを知る

①は割とやると気が楽になることもありそう。ああ別にいまそんなヤバくないじゃん、集中できてなくても詰むわけじゃないじゃん。的な。
特に最近だと、テレワークだし見られてるわけじゃないけどとりあえずちゃんと取り組んでないといけない気がする、っていうような真面目さんにも、メンタルヘルス的に良さそうな気がする。別にいま頑張ってなくても、それはサボりでもなんでもないよ。そういう時あるよ、的な。
②はそれだけだとやり方としてギャンブルすぎる気がしますね。本番一発勝負というか、やり方間違ってたらゴール地点で詰むっていう。対策としてはあれですな、WBS作って線表引いてマイルストーンを置くっていう…あれ…すっごい当たり前なこと書いてる…。
や、でもそう、そこで魔が差すわけですよ。バッファを食いつぶしながら「いまやらんでも本気出せば後半で巻き返せるはず」っていう。そんな本気はこの世に存在しないんですがね
うーん、ここは集中力云々じゃないかもですね、サボり癖というか、見通しの甘さというか。
そういう時はあれですね

 ③「ヤバイ状況」を予めこまめに用意しておく

ってことですね。他人含めた形のマイルストーンを置くとか。何でもいいんですけど、自分に合った「ヤバイ状況」を作っていくっていうことですね。



みたいな感じで、上記はお仕事的な感じで例を書いてみましたが、他にも「金銭面でヤバイ」とか「年齢的にヤバイ」とか、対象や状況によって「何がどうヤバイのか」というのはそれぞれ違ってくると思います。
まあでも、まずは
 ①状況の把握
 ②ゴールの把握
というのが深い集中へのカギになるのかなあーなんて思ったりしましたとさ。



おしまい!


p.s.(おしまってなかった)
上記はだいぶネガティブ寄りというか、もうなんかだいぶダメダメな奴目線で書いてますが、多分他にも「取り組むこと自体を好きにする」みたいなポジティブなアプローチもあると思います。例えば、いつもの作業でも気分一新してワクワクして取り組めるように
 ・環境を変える、新しい/格好いい/便利な道具を導入する
 ・新しいやり方や考えを取り入れる、取り組み方を変える
とかとか。

ああ…なんだか、そういう感じで出来たらハッピーだなあ…。



まあそういうので何ともならんから「集中力欲しいなぁ」なんてことを悩むわけなんですけどね。



ということで、今度こそ。おしまい!